2013/6/28 Billboard Live Tokyo 1st set

 

Dickey Betts & Great Southern

6/28 金曜日、Dickey Betts & Great Southernの東京公演が六本木にあるビルボード東京であったので、その第1セットに友人達と行って来ました。
Dickey Bettsの来日は、1992年のThe Allman Brothers Bandでの来日以来となるので21年ぶりとなります。
Allmansの来日は1991年と1992年にあった訳ですが、その時私の興味はひたすらJazz方面にあった為、その来日があったことすら知らず(恥)オリジナルAllmansメンバーを目の当たりにするのは初めての経験でした。

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昨年までのDickeyさんの評判は、私の知る限り決して良いものではなく、体調不良もあったのか相次ぐ公演のキャンセル、キャンセルされずとも演奏が酷くて途中で退席したと言う観客の声すらありました。
また、私自身が入手した過去の音源やDVDでも、かなり悲しくなるようなプレイをしており、正直言って来日が決まったと聞いた時は行くべきか相当悩みました。

ある意味その迷いを捨て行ってみるかと言う気にさせてくれたのはアメリカの友人のおかげです。
曰く、今年の1月に見た公演は今までのイメージを払拭する位良くなっていた、バンドのレベルは現在のAllmansとは比べるべくも無いが今のAllmansに無い初期Allmansのワイルドさと現在は演奏されない曲が聴ける、等々。
加えてEric Claptonの大ファンである友人すろーはんど M谷さんも行きたいと言うことから、自由席を彼らの分を含めて予約しちまいました。

そうする内にDickeyさんのキャンセルと言う最悪の幕引きも無く公演当日がやって来ました。
参戦日は本来最終公演の筈でしたが、6/30に追加公演も決まり売れ行きも良いようです。それに加え、既に大阪公演1日(2セット)、東京公演初日(2セット)を終え、良い評判もネットに流れています。
本音は余り期待していませんでしたが、ここまで来ると否が応でも気持ちは高ぶります。

公演当日、自由席と言うことで17:30にビルボード受付ですろはんさん、U.M.Aさんと待ち合わせし、案内されて席に着きます。
何とステージ前ど真ん中2列目のテーブルに案内されました。
未だ日の差し込むステージに鎮座しているのはズラッと並んだMarshallアンプのスタック群。
度肝を抜かれました。ここは一体どこですか?と言う感じ、とてもビルボード東京のステージとは思えません。

取り敢えず酒など飲みながら時間が来るのを待っていると、多少遅れてSatoさんも登場しもう一杯(笑)
7時を少し回った頃、ステージ後ろの窓にカーテンがかかり、少しして会場が暗転、Dickeyさん達が登場しました。割れんばかりの拍手です。
Dickeyさんは、オレンジ色のTシャツにジーンズ、その上にスエードのベストを羽織りテンガロンハットを被って中央に立っています。こちらから見て左隣に息子のDuane Betts、右隣にベースのPedro Arevalo、後は良く知らない面子ですが、ツインドラムを含む総勢7人が狭いステージに揃った訳です。
初めてDickeyさんを目にした印象ですが、もう直ぐ70になると言うのにもの凄くがっちりした体です。ギタリストと言うより、普段はトラクターか何かに乗って広大な畑を耕している頑固爺と言った風情(失礼!)

程無くしてDickeyさんのカウントで演奏が始まりました。
知らない曲です m(_ _)m
そして、とにかくDickeyさんのギターとPedroのベースの音がもの凄くでけぇ!!
他のメンバーの出している音の確実に1.5倍以上でかいです。
と言うか、他のメンバーの音が余り聴こえない。これは我々が座った位置の関係でアンプの出音メインに聴こえていたからですが、果たしてPAの音がどう聴こえているのか?、メンバーはPAの返しとか聴こえているのか?、心配になったほどです。

が、でかくても二人の音は心地良く、Pedroのうねる様なベースに合わせて太く柔らかいDickeyさんのギターの音色にDickey節とも言えるフレーズに、一瞬で引き込まれました。
途中からDickeyさんが歌い始め、伸びやかに通る声はとてももう直ぐ70とは思えないものです。
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Dickeyさんの弾いているギターは、良く知るLes Paul Standardでは無く、昨年Gibsonから出た彼のシグネチャーモデルである “From One Brother to Another” SG、かつてDickeyさん自身が所有し後にDuane Allmanに譲られた1961年SGのレプリカ、のエイジドモデルでボリューム奏法の為にかピックガードの端にマスターボリュームが追加改造されたものです。
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その後、Statesboro Blues/You don’t Love Me/Blue SkyとAllmans時代の曲も演奏され会場は沸き返っています。
途中どなたか「Jessica!!」とリクエストするシーンもありましたが、何かリプライし、残念ながらJessicaは演奏されないと言うシーンもありましたね(南部訛りが凄くてね、私ゃ聞き取れませんでしたよ。Satoさん曰く、歌詞を覚えていないとか何とか言ったとか :o)

そして待ちに待ったLiz Reed、最初かなりフリーな感じで始まりましたが、お馴染みのテーマが始まり、Dickeyさんのソロが始まるともうDickey節全開です。
あの音で、誰が聴いてもDickeyと分かる特徴的なフレーズの応酬。多少チューニングが狂っていようが何だろうがそれは完全にDickey Bettsの音世界です。
これを自分の耳で、目で確認する為に自分はここにいるんだと納得した瞬間。
来て良かったと心底感じた瞬間。
ドラムソロが始まり一旦他のメンバーは引っ込み、また現れて最後のテーマに雪崩れ込んだ時の昂ぶり。
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最後はDickeyさんの代表曲Ramblin’ Man、会場全体で大合唱。
70数分のステージが終わりました。アンコールを求める拍手は続きましたが、次のセットの開始時間との関係もあり、それは叶わず我々は会場を後にしたのでした。
と言っても、外に出ればそこかしこに知った顔ばかり。それなりの時間話し込んだ後、我々は何故か千代田線の代々木公園駅に流れて行ったのでした(笑)

冷静に考えれば突っ込み所の多いステージだったとも言えます。上にも書きましたが、Liz ReedでのDickeyさんのチューニングは狂っており、Pedroのベースを除く他のメンバーのバッキングは殆ど聴こえず、バンドとしての纏まりはどうよ?と聞かれりゃ、まぁ正直、良く聴こえないバッキングの所為で良く分かりませんとしか言えませんし。

でも、それを補って余りあるDickeyさんの熱い演奏・唄、一昔前のあの演奏は何だったのと聞きたくなるほど見違えるような元気さ。そして、紛れも無いDickeyさんの音に溢れ出るフレーズ。私は十分に満足しましたよ。
是非また来てくださいね。

Dickey Betts & Great Southern メンバー:
ディッキー・ベッツ / Dickey Betts(Guitar, Vocals)
デュアン・ベッツ / Duane Betts(Guitar)
アンディ・アレドート / Andy Aledort(Guitar)
ペドロ・アレヴァロ / Pedro Arevalo(Bass)
マイク・コッホ / Mike Kach(Keyboards, Vocals)
フランク・ロンバルディ / Frank Lombardi(Drums)
ケニー・クロウリー / Kenny Crawley(Drums)

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~ by mars_mnt : 2013/07/01.

コメント / トラックバック2件 to “2013/6/28 Billboard Live Tokyo 1st set”

  1. またお世話になってしまいました。(汗)

    何なんでしょうね?
    普通あのような演奏だとガッカリしちゃう所なのですが、Dickeyさんの演奏力とパワーでそんなの全然気になりませんでした。
    もっともっと聴きたかったですね。

    Duane君、そこそこいいSolo弾くのに、それ以外がチョット頑張れよ!って感じで、途中でパパ(DIckeyさん)がいなくなったら大丈夫かな?と心配になりました。

    Johnney Winterのように続けて来日してくれるいいんですけどね。
    ますますAllmansを日本で観たくなってきました!(願)
    無理なんだろうな~。(汗)

    • U.M.Aさん、どうもです。
      あの日は無理やりつき合わせてしまい、すみませんでした。
      確かに演奏全体、特にバンドと言う観点から見たら突っ込み所は満載だったのは事実ですが、それを跳ね除けるパワーと熱さをDickeyさんに感じられて嬉しかったです。
      数年前の演奏から比べたら雲泥の差でした。
      多分ね、イヤモニ着けて演奏したらバンドとしての纏まりは直ぐに良くなると思うんだけど、逆に小さく纏まってつまんなくなるかもとも思ってます。
      本当にまた来て欲しいよね。
      Allmansを日本で見るのは無理なの分かってるんで、いつかアメリカ行かなきゃな。
      U.M.Aさんは最高の時に見に行ったよね、羨ましい!!

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