デラニー・ブラムレットの語るエリック・クラプトン

Delaney Bramlett 2008年インタビュー(部分訳 Part2)

前回に引き続きSwamplandでのDelaney Bramlettのインタビューから、Eric Claptonについて話している部分を。

Delaney & Bonnie and FriendsからEricがBobby Whitlock/Carl Radle/Jim Gordonを引き連れてDerek & The Dominosを結成したと言う話を聞いた事がある人は多いと思います。
更に言えば、Delaneyがその事を恨みに思い、1970-11-20に行われたDominosのSanta Monica Civic Auditoriumでの公演にゲスト出演した際にわざと下手くそに演奏し、公演を無茶苦茶にしたと言う話も実しやかに伝わっていますね。
確かに、ブートによってはDerek’s Boogieと題されたAllnight Longでの演奏で聴くことができるスライドギターの酷さは目に余るものがあったのは事実。でも、Delaneyがその事を恨みに思ってゲスト出演するようなことがあり得たとは思えないのです。


そもそも、Derek & The Dominosの結成については、先ずLeon RussellがJoe CockerのMad Dogs and Englishmenに参加する際にJim GordonとCarl Radleを引き抜いたことに始まる訳です。そう、Ericの所為じゃない。
で、何故かDelaneyとは馬が合わなかったらしいBobbyは彼らが引き抜かれた後もDelaneyたちと行動を共にしてた訳ですが、ほとほと嫌になったのか、当時イギリスで休養を取ってたEricに会いに行き、ジャムっている内にDave Masonやら上記引き抜かれていたJim Gordon、Carl Radleをも引っ張ってきて、自然発生的にDominosが形成された訳ですね。

改めて言いますが、Ericが3人を引き連れてDominosを結成した訳では無いんです。
こう言う経緯を考えるとDelaneyがEricを恨む筋合いじゃ無いですよね。
恨むべきならLeon Russellか、EricをそそのかしたBobbyでは無いかと(笑)
まぁ、冗談ですが、この後出てくるインタビューでもそんな事を微塵も感じさせない能天気さでEricのことを語っています。

さて、本編インタビューの前に、Delaney & Bonnie and FriendsにEricが参加している音源について纏めて見ましょう。
尚、オフィシャルについては、先ず発表されたOn Tour with Eric Claptonとその時に録音された非編集版であるそのデラックスボックス(Rhino Handmade製)がありますので、そちらをご参照ください。


・1969-11-26 Radio Bremen Studios, Germany :Beat Clubでの演奏
・1969-12-10 Falkonerteatret, Kopenhagen, Denmark :白黒映像 Beat 70で放送
・1969-12-12 Falkonerteatret, Kopenhagen, Denmark
・1970-02-06 Fillmore East, New York City, NY
・1970-02-07 Fillmore East, New York City, NY
・1970-02-19 Fillmore West, San Francisco, CA (多分1970-2-21音源の間違い)
・1970-02-20 Fillmore West, San Francisco, CA (多分1970-2-22音源の間違い)
・1970-02-21 Fillmore West, San Francisco, CA
・1970-02-22 Fillmore West, San Francisco, CA


1970年代の両フィルモア音源については、オーディエンス音源と書かれているものも多いですが、私はサウンドボードのように聴こえますね。
いずれもtorrentサイトやブートレッグで聴く事ができますし、1970-02-22音源についてはWolfgang’s Vaultで無料で聴く事ができます。
Delaney & Bonnieだけでなく、若き日のEricのはつらつとしたオブリガードの上手なギターや、I Don’t Know Whyでの彼のボーカルも楽しい、素晴らしい演奏ですので是非一聴を。


では本編であるインタビューの訳を。

●数週間前にEric Claptonの自伝を読んだのですが、彼はあなたについて多くの素晴らしい出来事を語っていました、また彼に歌い方を教えたとして名前が挙げられていますね。

Delaney: そう、彼は歌うことに対して臆病だったよ。彼の歌うことへのイマジネーションはギターを通して来たものだったんだ。俺は彼に、歌い始めることが必要だと言ったんだ、すると彼はできないんだと言うんだね。俺は、大丈夫、できるよと言ったんだ。で、俺は彼と座って、George(Harrison)にしたのと同じようにしたんだ。
俺は、パワーを得るために横隔膜を、声質のために喉を使う事の重要性を教えたんだ。
俺はかろうじて聴こえる程度の声で話して見せた、でもそれは横隔膜だけを使ってやったんだ。続いて俺の歯に被ってる皮を使って、幾つかやって見せた。
彼のファーストアルバムをプロデュースしてる時、幾つかの歌で俺が唄ってみせて、彼は俺の真似をし、彼はそれらの出来に満足するまでやってたんだ。あんたがじっくりこのレコードを聴いたなら、何曲かで小さく俺の声(ghost)が聴こえる筈だよ。

俺がEricと友達になったのは、俺たち(Delaney & Bonnie)がBlind Faithのツアーの前座を務めた時だ。彼とSteve Winwoodは一緒に行動しなかったし、EricとGinger Bakerもだ。彼らは同じ飛行機にすら乗らなかったな。勿論俺たちはどこへ行くにもバスだ(笑)
ある晩Ericが「皆と同じバスに乗っても良いかなぁ?」と言ってきた。それで俺は「勿論いいさ!」って言ったんだ。
それで俺たちはバスの後ろのより広いところを陣取り、そこに座って曲を書いたんだ。
続いてある晩に彼は「皆が演奏している時にさ、そこに出て行ってちょびっとジャムしちゃダメかなぁ?」って言うんだ。で、俺は「ダメなもんか!」って言ったさ。
後になって、彼はうちのバンドに参加できないか尋ねてきて、ツアーが終わると俺と一緒に行くために彼はBlind Faithを脱退したんだ。
更に俺がGeorgeにギターレッスンをした後のことだ、彼が「Ericを雇ったよね?僕も雇ってくれるかい?」って尋ねるから、俺は「あぁ、お前も雇うよ!」って言ったんだよね(笑)
俺は、あらゆる種類の俺たちがバスの後ろを陣取ってる写真を持ってるよ(笑)
俺たちはそのバスでヨーロッパ中を回ったんだよ。

やぁやぁ、Delaneyお父さん、良い人ですねぇ。穿った見方をすれば単なるエエカッコシイなんかも知れませんが、うん、信望の厚い良い人だったんだろうと思いました。
それと、Eric、何か可愛いよね。今じゃ頂点を登り詰め歌も堂々としたものですが、当時は本当に初々しい感じです♪
まぁ、これは私が勝手に持ってるイメージに従って日本語訳を書いたからかもしれませんけど(爆)
そう、前回も含め、訳中の俺とか僕、あんた等の使い分け部分については全部わたすの勝手なイメージに基づいています、悪しからず。所詮、youだIだheだと元は一緒だす(笑)

早いものでDelaneyが亡くなって4年が経とうとしています。生憎彼が生で歌う姿を見ることは叶いませんでしたが、彼が残した多くの音楽が遺っています。
今宵はそれらを振り返るべく、EricのファーストアルバムのDelaney Mixに耳を傾けることとしましょうか。

Thank you Delaney, we never forget you and we all love your musics forever.


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~ by mars_mnt : 2012/08/09.

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